ワキガは遺伝・後天どっち?その確率は?何歳からわかるの?


ワキから不快なニオイ放たれ、自分自身も周りの人も不快にさせてしまう『ワキガ』。

原因となる悪臭物には脂肪酸などさまざまなものが含まれていて、種類や量によってニオイには個人差があります。

ふと、ワキガは遺伝なの?それとも後天なの?と思ったことはありませんか。

この記事では、ワキガ遺伝なのか、それとも後天的なものなのかについてまとめています。

疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ワキガは遺伝・後天どっち?

ワキ汗に含まれる皮脂や老廃物が、皮膚常在菌によって分解されるときに発生する悪臭物が原因となって引き起こされる『ワキガ』。

そんなワキガですが、遺伝するものなのでしょうか?

後天的なものが原因で発症するのでしょうか?

昔からワキガは遺伝すると考えられていますが、近年の研究ではワキガの発症に深くかかわっている遺伝子が解明されて、遺伝性は証明しつつあるようです。

日本人には病院での治療が必要なほどの強力なワキガは少なく、欧米人は深刻なワキガに悩んでいる人が数多くいます。

ワキガを発症する人種差は、原因となる遺伝子の発現率が人種によって違うことに起因します。

親や兄弟にワキガの人がいる場合は、発症する可能性はゼロではない ということになります。

また、ワキガが後天的に発症する原因を調べたところ、

  • 緊張する場面が多くて、ワキ汗が出やすい
  • 皮脂の分泌量が増加する、脂質や動物性たんぱく質を多く含む食事を良く食べる
  • 喫煙や多量飲酒の習慣がある
  • ワキに垢や汚れがたまっている
  • ポリエステルやナイロンなどの、吸水性の悪い下着や衣類を衣類を身につけている

などがあげらました。

ワキガは遺伝と後天どちらとも、発症する可能性があるようですね。

ワキガが遺伝する確率は何%?

両親のどちらかがワキガの場合だと、その子供もワキガを発症することがあります。

しかし、ワキガは100%遺伝するわけではなく、両親一方がワキガの場合に子供がワキガを発症する確率は50%。

両親ともにワキガの場合には、子供がワキガを発症する確率は約80%とされています。

数字で見ると、わりと高い確率で遺伝してしまうようですね。

何歳からワキガだとわかるの?

ワキガだとわかるのは、性ホルモンの影響が激しい思春期頃だといわれています。

ワキガの原因はアポクリン汗腺から分泌される汗で、アポクリン汗腺はフェロモンを発する性腺の一つです。

思春期頃になると性ホルモンの影響でアポクリン汗腺からの分泌量が増加して、ワキガのニオイが気になり始めます。

個人差はあるのですが、平均的に女性は16歳頃、男性は18歳頃にワキガが発症するといわれています。

ワキガだとわかるのは、ホルモンの影響が激しい思春期頃の16~18歳といえますね。

まとめ

ワキガは遺伝・後天でも発症することがわかりました。

遺伝の場合は仕方ないですが、後天の場合はその原因を解消することで治すことができます。

また、遺伝・後天どちらも体の健康を維持することで、ワキガを防ぐことは可能だとされています。

毎日バランスの良い食事や適度な運動、良質な睡眠をとることを心がけて、体の健康を保つようにしましょう。

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