最近ワキのニオイが気になるようになってきたけど、もしかしてワキガなんじゃ…なんて悩んでいませんか?
でも病院に行くほどの症状ではないから、なかなか行動にうつせませんよね。
この記事では、なぜ耳垢の湿っている状態でワキガか分かるのか、セルフチェックと対策をまとめています。
ぜひ参考にして、自分はワキガなのか確認してみてください。
目次
ワキガは耳垢の色や湿ってる状態でわかる!
ワキガは耳垢の色や湿っている状態で分かるといわれており、耳垢が湿っているとほぼ90%の確率でワキガと判定できるといわれています。
体中にある多くの汗腺は「エクリン腺」と呼ばれるのですが、そこから出る汗はそのものはサラリとしていてニオイがしません。
しかし、ワキの下には「アポクリン腺」という汗腺があって、脂質やたんぱく質の濃度が高いネバっとした汗を出します。
これらの分泌物を常在菌が分解するとアンモニアになって悪臭を放ちます。
これがワキガの原因となるのです。
アポクリン腺の密度は人によって異なりますが、ワキの下を触ると皮膚の下にいくらの粒のようにはっきりとした湿疹があり確認できます。
密度が濃い人ほどワキガが強いといわれています。
一方、耳の中には普通の汗腺「エクリン腺」は存在しません。
それでも耳垢が湿ってしまう人は、ワキの下と同じ「アポクリン腺」が耳の中にあり、そこで汗を分泌させています。
そのため、ワキの下のアポクリン腺が濃い人ほど、耳の中にもアポクリン腺が濃い密度である人が多く、ワキガと耳垢の関連性は非常に強いとされているんです。
ワキガのセルフチェック
自分はワキガなのかどうかセルフチェックをしてみましょう。
- 耳垢が湿っていてキャラメルのように茶色くドロッとしている
- ワキ汗が多い
- ワキ毛が多い
- 両親のどちらかがワキガだ
- 下着が黄ばみやすい
これら5つの項目の中に当てはまるものがある場合は、ワキガの可能性があります。
肩を落とす方人もいるかもしれませんが、ワキガはケアや対策することで気にならない程度に落ち着く場合もありますので、ニオイが悪化する前に対策をとっていきましょう。
ワキガの対策方法
ワキガはのニオイをおさえるには、生活習慣を改善する必要があります。
下記にワキガ対策方法をまとめました。
1.和食中心の食生活をおくる
高脂質な食事ばかり食べていると、常在菌のエサである皮脂が分泌されやすくなり悪臭物質が増加します。
脂質の多い肉類や菓子類の過剰摂取は控えて、あっさりとした和食を食べるようにしましょう。
2.適度な運動をする
運動不足により汗の分泌量が低下してしまうと、毛穴の内部に汚れがたまってしまいます。
一気に内部の汚れが汗とともに排出されたときに、強いニオイを放ってしまうことがあるのです。
毎日1日30分を目標に、汗をかきやすい有酸素運動を行うようにしましょう。
たくさんワキ汗をかくことで、アポクリン線内の汚れを浮き上がらせて、ニオイを解消する効果が期待できます。
3.リラックスできる環境を作る
ワキにあるアポクリン線は、ストレスや緊張したときに活発に働いて汗の分泌量を増加させます。
ストレスや緊張などは、交感神経が活発に働くような生活はあらためて、自分に合ったストレス解消法をみつけるようにしましょう。
また、普段から物事を楽観的にとらえらえるようにすることで、ストレスや緊張を和らげることができます。
4.腋毛の処理を適切に行う
腋毛が多く生えていると、悪臭物質を作る常在菌が繁殖しやすくなって、ニオイがきつくなってしまいます。
常在菌の増殖を防ぐためにも、腋毛は定期的にケアするようにしましょう。
オススメの処理方法は、脱毛器などで根元からしっかりと腋毛を除去すること。
カミソリなどは肌を傷つけることあるうえに、中途半端に切れてしまった腋毛が皮下に潜り込んで成長してしまう「埋没毛」の原因になります。
さらに、ニオイがきつくなる原因にもなるため、カミソリなどでの処理は控えるようにしてください。
5.ワキを清潔に保つ
わきの皮膚は適度なたるみがあって、シワが目立つ部位です。
そこに垢や老廃物などの汚れが溜まってしまうと、悪臭物質も増加しやすくなってニオイがきつくなります。
ニオイが気になる場合は入浴時に限らず、汗をたくさんかいたときなどはこまめに拭き取ってワキを清潔に保つようにしましょう。
6.吸収性に優れた衣類を選ぶ
体にぴったり密着したものや、ポリエステルやナイロンなど吸水性の悪い科学繊維の下着や衣類は、ワキが蒸れやすくなるため、悪臭物質を増やしてしまう原因になります。
わきが蒸れないためにも、下着は綿やシルクなど、吸水性・通気性に優れている天然の繊維の衣類を選ぶようにしましょう。
また、衣類と肌がきつく密着するような服装は避けるようにして、ワキと衣類の間に隙間が開くようなゆったりとした服装を選ぶことをお勧めします。
まとめ
耳の垢の状態でワキガかどうか、判断することができることがわかりましたね。
ワキの下のアポクリン線が濃い人ほど、ワキガになりやすいようです。
しかし、ワキガは生活習慣を見直すことで、予防や改善することができます。
7つの対策を参考にして生活習慣を見直し、ワキガにならない体質を手に入れましょう。