やたら顔汗が出て止まらない日ってありますよね。
化粧がドロドロに崩れたり、周りから引いた目で見られたり…。
この顔汗のダクダク、なんとか止める方法はないの!?
そんな方のために、今回は顔汗を止める方法5選をまとめてみました。
目次
顔汗を止める方法5選
では、さっそく顔汗を止める方法として有効な5つの対処法を見ていきましょう。
ツボ押し
顔汗を止めるのに有効なツボを押して行う方法です。
痛気持ちいい程度の強さで、息を吐きながら3~5秒押して、息を吸いながら3~5秒間力を抜きます。
【顔汗を止めるツボ】
- 合谷(ごうこく)
合谷(ごうこく)は、人差しと親指の間の付け根から、やや人差し指寄りにあるくぼみに位置指定います。
ストレスで乱れた自律神経の機能を整え、顔汗だけでなく脇汗を止めるのにも有効です。
頭痛や目の症状、風邪の引き始めなどにも効くことから、人体の機能を高める”万能なツボ”ともいわれています。
- 陰げき(いんげき)
陰げき(いんげき)は、小指側の付け根のシワ(手首の線)から、腕に向かっておよそ1.5cm下がったところに位置しています。
汗の他にも寝汗や動悸、息切れといった心臓の症状にも効果的で、体の余分な熱を取り除いてくれます。
- 後谿(こうけい)
後谿(こうけい)は、手を軽く握ったさい、小指の付け根あたりが盛り上がった所に位置しています。
手相で言うところの運命線の一番端です。
肩こりに効くツボとして有名ですが、緊張や体の熱を抑えてくれる働きもあります。
汗止め帯(汗止めバンド)
汗止め帯(汗止めバンド)は、胸の上部を圧迫して発汗を抑制する方法です。
半側発汗法の仕組みを利用したもので、舞妓さんが高い位置に帯を締めて汗を抑えているのと同じ原理です。
ゴムなどで縛って代用することも可能ですが、手作りが面倒という方は通販で購入する方法もあります。
リンパ節を冷やす
冷たいペットボトルや冷却ジェルシートなどを使って、リンパを冷やし汗を止めるという方法です。
冷たいものなら何でも代用可能ですが、下記のリンパ節や血管を冷やすと効果的ですのでぜひ試してください。
【汗が止まるリンパ節の場所】
- 首の後ろ
- 脇
- 左鎖骨下
- ひざ裏
- 太ももの付け根
ハッカ油で体感温度を下げる
虫除けとして知っているという方は多いと思いますが、ハッカ油には体感温度を下げる効果があります。
涼しい、冷たいと皮膚の錯覚を起こしているだけなので、実際に体温は下がりません。
しかし体感温度を下げることで、暑いとダラダラ流れる汗も抑えることができます 。
持続時間はおよそ1時間弱。ハッカ油スプレーは自作もできますが、普通に購入することもできます。
顔用の制汗剤(制汗スプレー)
購入する手間はありますが、持続的な効果を発揮してくれるのがこの顔用制汗剤です。
顔用の制汗剤は、普通のボディ用制汗剤とはちがい低刺激です。
肌にやさしい成分や仕組みを採用しているので、敏感肌や肌が弱い人でも安心して使えます。
【顔用制汗剤の人気商品】
1.テサランフェイス
2.サラフェプラス
多数の人気雑誌に掲載されている話題の制汗クリームです。
テサランフェイス同様、化粧下地やスキンケアにもなり、顔に塗布できるよう低刺激な成分で作られています。
⇒サラフェプラスの口コミレビューを見てみる
3.AHCセンシティブ
4.ノアンデ
5.トリムクール
顔汗の拭き方を見直してみよう
顔汗が流れても自然に乾くからといって放置していませんか?
汗をそのまま放置すると、肌が刺激を受けてしまい肌トラブルが起きやすくなってしまいます。
汗が出てくる場所が詰まって肌の内部に汗がとどまってしまい、あせもになってしまう可能性もあります。
顔汗が出たらこまめに拭き取るようにしましょう。
ただ、ゴシゴシとこするように拭いてしまうと肌に刺激を与えてしまうため、清潔なタオルやハンカチでポンポンと優しくたたきながら拭き取ってください。
汗拭きシートは身体用と顔用の2種類ありますが、身体用の汗拭きシートで顔を拭くと刺激になる場合があるため、使用するのは控えた方がいいでしょう。
肌に刺激を与えて肌トラブルを起こさないためにも、顔用のシートを使うようにしてください。
顔汗だけが異常なら汗腺が弱っているのかも
顔汗だけが異常に出てくる、という場合は汗腺が弱っているのかもしれません。
汗腺は人の体に200万か~500万もあり、すべてから汗を放出して体温調節をしています。
近年は常時エアコンなどで温度調整が室内にいることが多いため、体中の汗腺が休眠状態になっていしまっている人が多いといわれています。
体中の汗腺のほとんどが機能低下しても、心臓に近い顔やわきの下、首周りの汗腺は活発なままであることが多く、汗が集中してしまいだらだらと流れてしまいやすいのです。
顔汗改善には生活習慣の見直しがオススメ!
不快な顔汗を何とかしたい!と思うなら、生活習慣を見直すことが大事です。
生活習慣を見直すことで、弱った汗腺を正常に機能させることができ、さらに顔汗がかきにくくなる体質を手に入れることができます。
バランスの良い食事を食べる
食生活が乱れていたり、アルコールやコーヒーを飲みすぎたりすることは、たくさんの汗が出る原因になります。
そのため、バランスの良い食事を摂るように心がけてください。
油ものやアルコール、コーヒーは控えて、栄養バランスの良い和食を食べることをおすすめします。
運動不足の解消
運動不足になってしまうと、体温調節のために汗を放出する汗腺の働きが低下します。
すると、全身の汗が放出されにくくなってしまい、顔の活発なままの汗腺から大量に汗が放出してしまう場合があるのです。
最低でも毎日1日30分、手軽にできる有酸素運動のウォーキングを行うことをおすすめします。
睡眠をしっかりとる
睡眠不足も顔汗が出る原因の一つとされています。
副交感神経のバランスが崩れて、汗を正常にかくためのコントロールがうまくできなくなるからです。
また、睡眠不足はストレスの原因やその他さまざまな体の不調の原因にもなります。
睡眠時間はしっかりと確保して、就寝前はパソコンやスマホの使用はなるべく避けるようにしましょう。
ストレスや緊張を和らげる
ストレスが溜まったり、緊張したりすると、交感神経に悪影響が出てしまう可能性があります。
そうなってしまうと、顔・ワキ・手・足などからたくさんの汗が出やすくなってしまいます。
ストレスや緊張を和らげるためにも、普段から物事を楽観的にとらえるようにしましょう。
また、自分に合ったストレス解消法を見つけて、リラックスするようにしてください。
汗腺を鍛えるおすすめのトレーニング
汗腺を鍛えることで、顔汗が出にくい体質へと変化します。
おすすめのトレーニングを実践して、汗腺を正常に機能させましょう。
有酸素運動
ウォーキングなどの有酸素運動をすることで、体全体に血液が循環して発汗しやすい体作りができます。
夏場の運動は気温に注意して、夕方以降の暑くない時間帯に行うようにしてください。
運動不足の人はいきなり激しい運動をすることは避け、通勤時などにウォーキングを意識するところから始めてみましょう。
手足高温浴と半身微温浴
汗腺を鍛えるには、手足を重点的に温める「手足高温浴」と、「半身微温浴」の2つを組み合わせる方法が効果的です。
2~3週間継続することによって、汗腺の機能がアップするといわれています。
手足高温浴
手足高温浴は、手足の先の汗腺を42~43度の熱めのお湯で刺激して、汗腺の働きを活発にする方法です。
浴槽の中で椅子に座って、ひじから先とひざから下を10~15分ほどお湯につけます。
この方法で汗が出にくかったり、肌が赤くなったりする人は、特に汗腺の機能が弱っている可能性があります。
40度ほどのお湯でならしていくとよいでしょう。
半身微温浴
半身微温浴は36度程度のぬるめのお湯で、みぞおちあたりまでの半身浴を行う方法です。
体の内部から温めることでじっくり汗をかくことができます。
10~15分を目安に行うようにしてください。
【手足高温浴と半身微温浴をするときの注意点】
- 前後や入浴中はしっかりと水分補給をする
- 入浴後はクールダウンして、自然に汗が引くのを待ってから着替える
まとめ
顔汗を止める方法5選を紹介しました。
精神からくる顔汗は、焦れば焦るほど滝のように出てくるため、まずは落ち着くことが滝汗を止める秘訣です。
ツボ押しは今すぐできる対策なだけでなく、呼吸と合わせて押すことで心の落ち着きにもつながります。