外出前にバッチリ化粧をしたのに異常な鼻汗のせいですぐに崩れてしまう…と悩んでいる人はいませんか?
もしかしたら、それは病気の可能性があります。
この記事では、鼻汗を異常に書く原因と対策をまとめています。
目次
鼻汗が異常に出てくる原因は?
そもそも鼻汗とは、鼻の頭やその周辺に汗をかく症状のことをいいます。
鼻の頭は顔の部位の中でも特に汗が出る部分 だといわれています。
なぜかというと、皮脂分泌を促す皮脂腺が多くあるため、鼻に汗がたまりやすいのです。
通常の汗の量なら問題ないのですが、鼻汗が異常に出てくる場合は病気の可能性があります。
顔面多汗症
顔面多汗症とは顔にたくさんの汗をかく病気で、暑くない状態でも汗が出ます。
緊張したと思わないときでも顔面から汗がダラダラと流れて、一度汗が出ると止まらないという特徴があります。
味覚性発汗
味覚性発汗とは、主に辛いものを食べたときに頭皮や顔面を中心とした上半身に発汗する症状のことです。
役割はハッキリしていないようなのですが、辛さによる刺激を口腔内の温度上昇と脳が勘違いしてしまい、冷却しようとしていると説があるといわれています。
更年期障害などの病気
更年期障害は、閉経に伴って卵巣の働きが衰え、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が急激に減少することで起こります。
さまざまな体の不調が出てくるのですが、その中にほてり・発汗などの症状があります。
暑くもないのに顔面がカーッと熱くなったり、滝のような汗が止まらなったりするのです。
これら症状は、エストロゲンの分泌量が急激に上がったり下がったりするために、自律神経の調整がうまくいかず、血管の収縮と拡張のコントロールができなくなることが原因とされています。
糖尿病が原因の場合も
糖尿病を発症してしまうと、血糖値が高い状態が継続されるため末梢神経がダメージを受けて、老廃物の排出機能に異常が起きやすくなります。
そのため、便秘や下痢、尿意を感じなくなるなどといった症状が出て、発汗がうまくできなくなって体温の調節がうまくいかなくなってしまうのです。
すると、気温や体温に関係なく発汗が起こったり、顔面から多量の汗をかいたりしてしまいます。
鼻汗を止めるためにできる3つの対策
首を保冷剤などで冷やす
首周りりには太い血管が流れており、首の横を冷やすことで血行がおさえられ、汗を減少させることができます。
保冷剤をタオルに包んで首にあてたり、冷えピタを貼ったりすると良いでしょう。
制汗剤や化粧下地で汗をブロック
鼻汗を止めるためには、制汗剤や化粧下地でブロックすることも有効です。
制汗剤には顔汗用のものあり、塗るだけで配合されている成分が作用して、ピタッと鼻汗を止めてくれます。
また、化粧下地をきちんとしておくことで化粧崩れを起こさず、サラサラな状態を保ちやすくなります。
ツボを刺激して汗を止める
ツボを刺激して鼻汗を止める方法もあります。
ちょうどワキの下あたりにある「大包(だいほう)」というツボを、中指で2~3分くらいじっくり指圧してください。
このツボを刺激すると、顔はもちろん上半身の汗もおさえることができます。
まとめ
自分の症状にあてはまるかも、と思ったものはありましたか?
もし、当てはまっているのなら、病院へ受診してお医者さんに相談することをおすすめします。
病院にいくほどでもないな、と思った方は「首を冷やす」「制汗剤や化粧下地でブロックする」「ツボを押す」といった、鼻汗を止めるためにできる3つの対策をぜひ実践してみてくださいね。