脇の汗から生成される悪臭物質によって引き起こされるワキガ。
電車やエレベーターで「あれ?この人ワキガかも…」なんて気づくことありますよね。
しかし当の本人は平然としていて、こちらの勘違いなのかな?と思うこともしばしば。
ですがこのワキガ、実は本人が自覚していないケースが多いんです。
なぜ強い臭いを放っているにもかかわらずワキガは自覚しにくいのでしょうか?
ワキガは自覚しにくい理由とは?
ワキガの人がワキガと自覚している人はおよそ2割程度といわれています。
なぜ強い体臭を放っていても自分では気づけないのか?
ワキガを自覚しにくい理由、それはズバリ「順応」と呼ばれる慣れのせいです。
人は日常的に嗅いでいるニオイに対しては気づけば順応してしまいます。
そもそも嗅覚は動物が敵を察知して危険を回避するためのものなので、日常的に感じるニオイなら危険ではないという判断を下してしまうんですね。
慣れてしまえば感じにくくなり、自分自身がワキガのような強烈な体臭を放っていても自覚しにくくなる、という訳です。
ワキガと自覚した瞬間
ワキガと自覚する瞬間とはどういうときなのか調べてみました。
- 他人の勧めで受診したらワキガと診断された
- 家族から臭いと指摘された
- 友人に嫌な顔をされた
- ふとした瞬間にツーンと感じた
- 脱いだ服を嗅いだら臭かった
- 親がワキガだったから
言われるまでは自分で気づくことができなかったという人も多いようです。
ちなみにワキガや体臭は、アポクリン腺の関係で、思春期あたりから強くなる傾向にあります。
ワキガのセルフチェック
ワキガかどうか気になる方は以下のセルフチェックをしてみましょう。
- 脇汗をよくかく
- 脇毛が多い
- 洋服が黄ばむ(黄土色っぽい)
- 親のどちらかがワキガ
- 耳垢が茶色くドロッとしている
上記のどれかに当てはまるなら、ワキガとは確定できないものの、ワキガである可能性は高くなります。
まとめ
ワキガが自覚しにくい理由について紹介しました。
ワキガは遺伝しやすく、この体質を持つ日本人は10~15%いるといわれています。
不潔にしていたからなるようなものではなく、体質的な問題なんですね。
ワキガであることを自覚したら、すぐにでも対策を行うことが大切です。
対策やケア方法は他の記事でも紹介していますので参考にしてみてくださいね。